交通事故治療で整骨院と医療機関の通院方法
2025年02月26日
こんにちは!福岡市西区姪浜近郊、下山門にある『はやしだ整骨院』の柔道整復師の林田です。
交通事故の治療では、整骨院と医療機関(整形外科など)を併用することで、効率的かつ適切な治療を受けられる場合があります。
ただし、両方に通院する際には注意点もあるため、以下のポイントを押さえて上手に通院しましょう。
1. 整骨院と医療機関、それぞれの役割
整骨院の特徴
- 主に柔道整復師が施術を行い、筋肉や関節、骨格の調整を目的とします。
- むち打ち症や筋肉の緊張に対する施術。
- 保険会社が治療費を負担する場合もありますが、施術内容が必要かどうかを保険会社が判断することがあるため、事前確認が必要。
医療機関(整形外科など)の特徴
- 医師の診断やレントゲン・MRIなどの検査が可能。
- 骨折や靭帯損傷などの外傷の治療に適しており、必要に応じて投薬や手術を行います。
- 診断書の発行が可能で、後遺障害認定や保険会社への提出に必要。
2. 整骨院と医療機関を併用するメリット
- 医療機関で診断・治療を受けつつ、整骨院でも治療を行うことで、効率的な回復が見込めます。
- 医療機関では診断書や検査結果を基にした専門的な診断が可能で、整骨院では日常的なケアや体の調整ができます。
- 痛みや不調の種類に応じて、適切な施術・治療が受けられます。
3. 上手な通院方法
(1) 医療機関を主軸にする
- まずは医療機関(整形外科など)を受診し、事故によるケガの診断を受けましょう。
- 定期的に医療機関を受診して、状態の確認や診断書の発行を依頼します。
これにより、保険会社に対して正当な治療の必要性を説明できます。
(2) 整骨院への通院
- 整骨院はむち打ちなどの不調の回復の為に、医療機関での治療を補完する形で利用します。
- 受付時間も長いので、仕事帰りにも通いやすいです。
- 整骨院を利用する際は、保険会社に事前に報告・相談し、治療費が保険でカバーされるか確認してください。
(3) 診療記録をきちんと残す
- 医療機関・整骨院それぞれでの治療内容や通院日を記録しておきましょう。
- 万が一保険会社とのトラブルが発生した際に、適切な治療を受けていたことを証明できます。
(4) コミュニケーションを密に取る
- 医師と整骨院の柔道整復師の間で治療内容や目的が食い違わないように、自分から説明したり報告したりすることが重要です。
- 「医師の診断をもとに、整骨院で治療を受けている」という一貫性を保つことが大切です。
4. 注意点
(1) 整骨院だけの通院はリスクがある
- 整骨院では医師がいないため、診断書が作成できません。
そのため、事故の補償や後遺障害認定の際に不利になることがあります。 - 必ず医療機関での診断を受け、それを基に整骨院に通う形にしましょう。
(2) 保険会社への説明を怠らない
- 整骨院での施術費が保険でカバーされない場合もあります。事前に保険会社へ「整骨院に通う理由」と「医療機関での診断内容」を伝えておきましょう。
(3) 通院頻度を偏らせない
- 医療機関に一度も通わずに整骨院だけに通うと、保険会社から「本当に必要な治療なのか」と疑われる場合があります。
適切なバランスで通院しましょう。
(4) 医療機関と整骨院へ行く日が、被らないようにする
- 自賠責保険や任意保険では、「同じ日」 に整形外科と整骨院の両方の治療費の請求をすると、重複請求とみなされる可能性があります。
- 保険会社が「どちらか一方しか認めない」と判断することがあり、患者本人が自己負担しなければならないケースもあります。
5. 通院スケジュール例
· ・2~3週に1回:医療機関(整形外科)に通院
定期的に医師の診断を受け、症状の記録を更新。
・週3~4回:整骨院に通院
事故による身体に不調の軽減を目的に施術を受ける。
6. 交通事故治療の相談窓口
- 交通事故紛争処理センター:無料で保険会社との交渉をサポートしてくれる機関です。
- 弁護士会の無料相談:交通事故治療や保険のトラブルに詳しい弁護士に相談できます。
福岡市西区姪浜近郊、下山門にある『はやしだ整骨院』では、適切な通院計画を立て、治療の効率を高めつつ保険手続きでも不利にならないように進めていきます。
もし事故で分からない事やお困り事があれば、はやしだ整骨院まで遠慮なくお問い合わせください。