物損事故でも整骨院で怪我の治療はできるの?
2024年10月9日
こんにちは、福岡市西区姪浜近郊、下山門にある『はやしだ整骨院』、柔道整復師の林田です。
今日は交通事故における人身事故と物損事故の処理や対応の違いについて話して行こうと思います。
1. 人身事故
概要
人身事故は、交通事故によって人が負傷したり、死亡したりする場合を指します。これは、交通事故における最も深刻な分類の一つであり、法的にも社会的にも重い扱いを受けます。
具体的な影響
1、法的責任
加害者には、刑事責任(罰金や懲役など)と民事責任(治療費、慰謝料、休業補償などの賠償)が生じます。
刑事責任は、事故の重大性や過失の度合いに応じて処罰されます。
2,警察の対応
人身事故が発生した場合、警察は現場に急行し、事故の状況を確認・調査します。
被害者の怪我の程度に応じて、事故を正式に「人身事故」として扱うかどうかが決定されます。
この際、加害者には事情聴取が行われ、事故原因の特定が進められます。
3,保険対応
人身事故では、自賠責保険(強制保険)や任意保険を通じて、被害者の治療費やその他の賠償が支払われます。
ただし、自賠責保険ではカバーされない部分については、加害者が追加で任意保険や自己負担で対応することが求められることがあります。
2. 物損事故
概要
物損事故は、交通事故によって人が負傷せず、物や車両のみが損傷した場合を指します。
この場合、事故の被害は物に限られ、人の命や健康に直接的な被害がないため、扱いは人身事故に比べて軽くなります。
具体的な影響
1,法的責任
加害者には、損害を受けた物や車両の修理費用を負担する民事責任が生じます。
ただし、刑事責任が問われることは通常ありません。
事故の状況によっては、過失割合に基づいて賠償額が決定されます。
2,警察の対応
物損事故の場合でも、警察への届出が義務付けられています。
警察は現場に赴き、事故の状況を確認しますが、人身事故ほどの詳細な調査は行わないことが多いです。
警察は物損事故の記録を作成し、事故証明書を発行します。
3,保険対応
物損事故でも、自動車保険が適用されます。
物や車両の修理費用は、任意保険でカバーされることが一般的です。
物損事故の場合、保険の適用範囲や自己負担額についても事前に確認が必要です。
比較とまとめ
- 被害内容: 人身事故は人命や健康が関わるため、物損事故よりも重い扱いを受ける。
- 法的責任:
人身事故=刑事責任と民事責任の両方が問われる可能性が高い
物損事故=主に民事責任にとどまる。
- 警察の対応:
人身事故=詳細な調査と捜査が行われる
物損事故=簡易な対応で済むことが多い。
- 保険対応: 両方の事故で保険が適用されるが、カバーする範囲や金額が異なる場合がある。
交通事故による怪我の症状は、事故当初は見られなかったり、あまり痛みが強くなくても時間が経過すると、症状が出現したり痛みが強くなってくることがあります。
また、しっかり治療期間内に治療を行わないと痛みや違和感が残ってしまうこともあります。交通事故に遭われた際、人身事故でも物損事故でもお身体の不調に対し施術ができますので、交通事故でお困りの方は福岡市西区姪浜近郊、下山門にあるはやしだ整骨院にお気軽にご相談ください。